歯が生えてくる時期には個人差があり、少々遅くても問題ありません。下記の表の萌出時期より、1年程度遅くても大丈夫です。遅く生え始めたお子様は、その後の萌出も遅くなる傾向があります。
1歳6か月児健診の時点で、上下の乳歯の数が7本以下のお子様の経過を調べた結果、3歳6か月で20本そろうお子様が7割もいることがわかりました。
つまり、1歳6か月児健診で 乳歯の本数が少なくてもあまり心配いらないということです。
しかし、2歳6か月児歯科健診で、乳歯の数が15本以下のお子様(全体の1パーセント位)は、3歳6か月で20本そろわないこともあり、生まれつき歯の本数が少ない可能性があります。
◎乳歯の生え始める時期と抜け落ちる時期
歯の種類 |
萌出 |
脱落 |
乳中切歯 |
上 |
7.5ヶ月 |
6〜7歳 |
下 |
6ヶ月 |
乳側切歯 |
上 |
9ヶ月 |
7〜8歳 |
下 |
7ヶ月 |
乳犬歯 |
上 |
18ヶ月 |
9〜12歳 |
下 |
16.5ヶ月 |
第1乳臼歯 |
上 |
14ヶ月 |
9〜11歳 |
下 |
12ヶ月 |
第2乳臼歯 |
上 |
24ヶ月 |
10〜12歳 |
下 |
20ヶ月 |
参考)萌出・・歯が生えること
(Schour&Massler、1940より)