社団法人 吹田市歯科医師会
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平成28年度第2回学術講演会

開催日時:平成28年7月27日(水)

新規歯周組織再生療法の開発を目指して
―大阪大学歯学部附属病院の取り組み―

この度、当会名誉会員に就任されました。大阪大学歯学部附属病院長 村上伸也教授をお迎えして最先端の再生医療についてご講演いただきました。

GTR法やエナメルマトリクスタンパクを用いた歯周組織再生療法が臨床応用されるようになり、歯周病の進行により失われた歯周組織を再生させることが臨床的に可能であると考えが、広く受け入れられるようになりました。しかしながらこれらの治療法には、改善が期待される課題が残されています。

大阪大学歯学部附属病院において、塩基性線維芽細胞増殖因子(FGF-2)と呼ばれるサイトカインを用いた新規歯周組織再生療法の開発に長年取り組んで来ました。これまでの臨床研究(治験)の結果として、0.3%FGF-2を歯周外科時に歯周組織欠損部に投与することにより、同欠損部の歯周組織の再生が促進されることが規格レントゲン撮影により示されています。さらに動物実験において、骨造成を期待するそれ以外の歯科適応についても、FGF-2が有効に作用得る可能性が示唆されています。

一方、ES細胞やiPS細胞に代表されるような細胞移植による再生医療についても関心が寄せられています。大阪大学歯学部附属病院では、歯周病患者の腹部の皮下脂肪から採取された間葉系幹細胞を同患者の歯周組織欠損部に移植することにより歯周組織の再生を促すことを目的とした臨床研究も実施しております。

今回の講演会では、歯周組織再生誘導を目指したサイトカイン療法・細胞移植療法の開発の現状と将来展望を、お話しされました。大変専門的内容を分かりやすく講演して頂き将来の歯科医療に希望のもてる有意義な講演内容でした。(一部抄録より転用しております)


(福祉研修部 田辺寛)
 

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