社団法人 吹田市歯科医師会
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第3回吹歯学術講演会 聴講報告
開業23年を振り返って
平成17年8月23日(火)開催

第3回吹歯学術講演会は、当会会員の岡 賢二先生に「開業23年を振り返って」と題してご講演いただきました。以下、事後抄録を掲載致します。

大学を卒業してから四半世紀が過ぎ、吹田市佐井寺で開業して23年が経過した。この間の歯科界は学問的・臨床的に変化の多い時代であった。私の開業歴の中で、そのときどきにどのようなことに力点を置いてきたのか、症例を供覧しながら報告をした。私が開業した1982年以降を考えると、変化としては以下のようなことがあげられる。

・レジンの接着の著しい進歩
修復、支台築造、補綴、審美補綴などに多大な影響を与えた
・ペリオドントロジーの理解が深まった
病因論
再生療法の開発、応用(GTR、GBR、インプラントへの応用)
審美的な歯周外科など、歯周外科の補綴との密接な関係
・カリオロジーの概念の普及
・オッセオインテグレーションインプラントの進歩、普及
・TMDの理解整理
・矯正治療の普及
トピックスとして、口腔乾燥症、唾液減少症について述べ3つの症例を通して考察した。高齢化社会に足を踏み入れた私たちは、唾液が減少している中高年の患者さんを多く見る。そのような人たちの中には口腔乾燥症で苦しんでいたり根面う蝕を多発していたりすることが多い。このような患者さんを理解するには唾液について知ることが重要である。口腔乾燥症、唾液減少症においては以下の対策が考えられる。

・可能なら原因の除去(可能なら服用薬剤の変更)
・水分の摂取
・咀嚼(キシリトールガムを咬む)
・ラウリル硫酸ナトリウムの入っていない歯磨剤を使用する
・洗口剤を使うならアルコールの入っていないものを選ぶ
・保水ジェル(オーラルバランスなど)を使う
・必要ならトレー法によるミュータンス菌の除菌を行う

一方で高齢化社会においては、いつまでも若々しくありたいという審美的な希望や、インプラントなどによる咀嚼機能向上への要求も増してくるだろう。そして8020運動に代表されるように、健康な口腔を育成し維持するために、予防的診療を医院に導入する必要性は今後ますます高まり、私たち歯科医療従事者の行わねばならないことは、四半世紀前に比べて質・量ともに大きく変貌してきている。以上のことを、23年間の臨床例を通して考察してみた。

(学術研修委員 担当−松井茂和、奥谷浩之、加藤一成)

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