社団法人 吹田市歯科医師会
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平成26年度第2回吹歯学術講演会

開催日時:平成26年8月25日(月)

「安定した結果が得られる総義歯作製法」

当会名誉会員でもあり、大阪大学歯学部附属病院・病院長 前田芳信教授をお招きし「安定した結果が得られる総義歯作製法」という演題で、ご講演して頂きました。

近年、日本では高齢化が進み高齢の患者さんを診察する機会が増えております。昔に比べると総義歯になる患者さんは少なくなってきているようにも感じます。しかし、総義歯の症例は、難しい症例が多いようにも思います。今回の前田教授の講演では、誰でも70点がとれる総義歯作製の臨床のポイントを教えて頂きました。

まず、現在まで日本の大学で教えられてきた内容は臨床ではあまり役に立たないことが多く、国家試験の為だけに現在も昔と同じ内容が教えられているという話を聞き驚きました。現在アメリカではほとんどの大学でBPS法(生体機能的補綴システム)が教えられているそうです。BPS法とは1回目診療時に概形印象・仮の咬合採得を行い、2回目に機能印象・咬合採得を行い、3回目に試適、4回目に義歯完成となる方法です。概形印象の目的は全ての解剖学的指標を模型上に反映させる事で、そのための印象のポイントを実際の患者さんの動画を使って説明して頂きました。1回目の診療時の仮の咬合採得は2回目の咬合採得時に大きな誤差を生じなくする重要なポイントで、動画を使って説明して頂きました。機能印象時に患者さんにしてもらう運動や、咬合採得にはできる限りワックスを使わない理由なども動画を使って説明して頂きました。

最後に、配列や義歯調整のポイントも分りやすく説明して頂きました。義歯では7を咬合させない事には驚愕しました。閉口状態で印象採得する事がとても重要で、開口時と閉口時では下顎の左右7の距離が違う事にも驚きました。

昔から教えられてきた熟練者のみが良い義歯を作製できる幅のある方法ではなく、誰でも70点の義歯が作製できる方法に感銘を受けました。まずは平均的に70点がとれるようになってから100点を目指したいと思います。とても内容の濃い講演で時間を感じない大変有意義なものとなりました。


(学術研修委員会 西川博之)
※スライド資料は事務局にございますので、ご希望の方はお問い合わせ下さい
 

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