社団法人 吹田市歯科医師会
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医療・保健関係者への情報
平成23年度 第1回 吹歯学術講演会 聴講報告

開催日時:平成23年6月15日(水)

「府歯に寄せられた歯科医事相談と医療訴訟について」

講師に(社)大阪府歯科医師会理事 津田高司先生をお招きして『府歯に寄せられた歯科医事相談と医療訴訟について』と題してご講演いただきました。
現在、大阪府歯科医師会医事相談室では、府民、会員より相談を受け付けています。まず、歯科医事相談室の構成、歯科医事相談の受付の流れ、ここ数年の受付状況、トラブルを起こさない為の注意事項についてのお話がありました。


歯科医師と患者さんとの診療契約における要件
・民法上の診療契約(民法656条)
(1)説明をして患者さんから同意を得る事(インフォームド・コンセント)
(2)医療水準に則した診療をおこなう事
(3)善管注意義務(歯科医師の『善良な管理者としての注意義務』)、すなわち民法第644条『受任者の注意義務』に基づき、患者さんの疾患に最も適する診療をおこなうよう注意を払う事

インフォームド・コンセントの成立条件
(1)医学的に正しい説明をおこなう事(説明内容の質)
(2)患者さんが正しく、十分に理解できるよう説明をする事(説明の平易さ)
(3)治療の効果から危険性など、患者さんが自分の意思で決定するのに十分な範囲の説明である事(説明の量)
(4)上記(1)〜(3)を満たした上で、患者さんの同意を得る事
 ただし、インフォームド・コンセントには、法的な根拠はありません。
説明した内容、患者さんの言われた事を、必ずカルテに記載する事が重要です。

緊急事態発生時の対処

事故発生時には、その事故が『緊急を要する状態か、時間的に余裕がある状態か』『自分の能力で対処できる状態か、できない状態か』を判断し、適切に対応する事が重要です。
(1)自分で対処できない場合は、救急車により即時、専門医または病院へ搬送する事
(2)自分で対処できる場合は、適切な応急処置後、救急車により専門医または病院へ搬送する事
この際、必ず担当の先生が同行する事が重要である(同行できない場合はスタッフ)。
何か問題が起きた場合は、医事相談室に連絡をする。

トラブルを起こさない為には、『術前の問診』『検査→診断→処置の手順を怠らないこと(検査の無い処置は危険)』が重要です。

日常の診療で直面する様々な事態について、あらゆる対処方法を事前に理解しておく必要があり、何か問題が起きた時には、冷静に対応することが重要であると再認識させられた講演会でした。


(9班 諏佐 伸彦)
 

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