社団法人 吹田市歯科医師会
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医療・保健関係者への情報
平成22年度 第7回 吹歯学術講演会 聴講報告

開催日時:平成22年11月16日(火)

「よく遭遇する口腔粘膜疾患(紹介時機を誤らないために)」

講師に大阪大学歯学部 大学院歯学研究科顎口腔病因病態制御学講座准教授の松本憲先生をお招きし、「よく遭遇する口腔粘膜疾患(紹介時機を誤らないために)」と題してご講演いただきました。


口腔粘膜の異常を訴える患者さんは、歯科医院にしばしば来院されます。しかし我が国では口腔粘膜疾患を専門に扱う診療科が存在しません。そのため患者さんは、どこを受診したらいいか迷っているのが現状です。口腔外科、内科、皮膚科、耳鼻科が各々の専門領域を各々の立場で取扱っていることが、患者さんの混乱を招いているのです。

実際に、口腔粘膜疾患のなかには、『口腔粘膜に限局した病気』『皮膚疾患と関連のあるもの』『全身疾患の部分症状として現れるもの』があります。すなわち口腔粘膜疾患は、総合的な立場で考える必要があります。

なかでも口腔内の保健を担当する歯科医師は、口腔粘膜疾患に遭遇する機会も多いため、口腔粘膜疾患を正しく診査診断する責務を負っているのです。


口腔粘膜疾患の診査診断する際に、以下の点を確認する必要があります。

1)どうしましたか?
2)いつからですか?
3)変化しますか?
4)部位
5)形状
6)境界
7)色調
8)均一、不均一
9)表面性
10)硬結
11)第六感(経験に裏付けされた)

口腔粘膜疾患を診断する際は、視診触診をおこない、病態を病理的な観点からも考慮し、最終的に病名を推測することが重要です。さらに確定診断では、生検による病理組織検査を必要とするケースが多くあります。

紹介すべきか悩むケースでは、まず歯牙鋭縁や義歯の不適合等の調整を行い、二週間経過観察し、改善されなければ口腔外科専門医へ精査の依頼するとよいでしょう。



日常診療でたびたび対面する口腔粘膜疾患は、診断に苦慮するケースが多いので、明日からの診療に非常に役立つ講演会でした。


(2班 崎中 仲晃)
 

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