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医療・保健関係者への情報
平成22年度 第2回 吹歯学術講演会 聴講報告

開催日時:平成22年5月21日(金)

「Tooth Wearとは何か?
-知覚過敏やアンチエイジングとの関連-」

講師に岡山大学大学院医歯薬学総合研究科歯科保存修復学分野の吉山昌宏教授をお招きし、「Tooth Wearとは何か? -知覚過敏やアンチエイジングとの関連-」のタイトルでご講演いただきました。

Tooth Wearとは咬耗、摩耗、酸蝕、咬合応力ひずみ(アブフラクション)により非う蝕性に歯の表層が欠損するもので、う蝕・歯周病に続く第3の歯科疾患として注目され、近年ではこれらに歯根露出、医原性(スケーリング、ルートプレーニング、PMTC、漂白などに起因)のものを加えTSL:Tooth Surface Loss(歯質表面損失症候群)という概念が体系付けられているとのことでした。

これらの徴候としての知覚過敏への対応に際しては原因を精査し、重症度に応じた対処が必要で、適切なホームケアと食生活習慣の指導、非侵襲的治療を基本に病態に応じた適切な治療材料の選択が肝要とのことでした。複合的要因により破壊的に進行すること、過去に自発痛の既往があり、10秒以上の痛みが持続する場合は歯髄炎であり鑑別の必要があること、また根面露出への対応も近年の超高齢化社会でのQOLの向上のために重要であることを強調されました。

知覚過敏はわれわれ歯科医が思っている以上に患者が潜在しているにもかかわらず、受診率の低い疾患とのことで、歯科医師会としても今後様々な機会を通じた地域住民への啓蒙の必要性を感じるとともに、知覚過敏に対する認識を新たにすることができ、有意義な講演会でした。



(13班 築谷 康二)
 

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